外出自粛などの影響から、家にいたり人と距離を取る機会がかなり増えていますよね。
そのため、家で出来る趣味としてベランダからの天体観測をスタートさせた方や、あまり人のいない山などに星を見に行く方も多くいらっしゃいます。
しかし、肉眼で見られる星には限りがあるのでいろいろな設備を用意しようと考えると思うのですが、そもそもどんな道具をそろえるべきかもわからない場合がありますよね。
そこでこの記事では『天体観測に必要な道具8選!簡単に安くグッズを揃えよう!初心者向け』と題しまして、家の庭やベランダなどで初めて観測を始める初心者がどのような商品をそろえるべきなのかを、理由とともにご紹介いたします。
※ここで紹介している商品は、専門的なものというよりも、安価にスタートダッシュが出来、レビューや使い心地の良かったものを紹介しています。ご了承ください。
簡単に天体観測をするための道具
まず、ベランダや庭など、簡単に天体観測をするために最低限必要な道具は
です。ここではスマホも大活躍ですので必ず充電を満タンにして用意しておきましょう!
双眼鏡や望遠鏡のメリットデメリット
まずは星を拡大してみるための道具ですが、望遠鏡や双眼鏡を使います。
しかし自宅ではスペースに限りがありますので大きなものを置くことが出来ませんし、片付けも大変です。
そこで、望遠鏡と双眼鏡の特徴をまとめました。
・本格的な天体観測をスタートできる
・月の表面や土星の環等くっきりと観測可能
・写真撮影が出来るタイプの商品もある
・暗い天体でも見る事が出来る
・高価なことが多い
・場所を取る
・持ち運びに手間がかかる
・手軽に始められ、天体観測以外にも使いやすい(アウトドア等別の趣味にも使いやすい)
・場所を取らずいつでも持ち歩ける
・視野を自在に変えられるため初心者向き
・セッティングが不要
・安価なことが多い
・望遠鏡よりは倍率が下がるしくっきりとは見えにくい
です。
まず星を簡単に見てみたい初心者の方には双眼鏡をおすすめします。双眼鏡で天体の魅力を知り、より深く学んだり写真撮影に挑戦したくなった場合には天体望遠鏡へとステップアップするのが良いでしょう。
初心者の方は双眼鏡で星が見えただけでもかなり感動しますので、最初から望遠鏡を購入して難しくて断念するより徐々にレベルアップすることで勉強にもなりますし楽しく続けられますよ!
双眼鏡や望遠鏡の予算
双眼鏡は大体7倍~10倍程度で考えた場合、安いと5,000円以下のものもたくさんあります。もちろん有名メーカーになると値段も20,000円近くから10万円程度しますが、本当の初心者の場合、安い商品からスタートしても良いでしょう。
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※それぞれ1万円以下ですが、天体観測というよりも、双眼鏡に慣れてもらい、ここからステップアップを図ったり星の楽しさに触れ合うためのものを想定しています。もしも自分に天体観測が合わないと感じた場合でも、そこまで損をしない普段使いもできる商品になります。
天体望遠鏡の場合、安価で人気なVixen(ビクセン)の「スペースアイ600」「スペースアイ700」ですと、20,000円以下からありますし、そこまで大きくもないのでスペースも取りません。
初心者であれば「スペースアイ」シリーズでも土星の環や月の表面、木星も充分に観測できますし、双眼鏡とあまり金額も変わらないのでかなりおすすめです。
観測用の椅子
天体観測をするときは長時間になることもありますので、必ず椅子を用意するべきです。
しかし、この椅子も間違えた選び方をすると背中や首を痛めてしまったり、まったく観測に適していない無用の産物を購入してしまう事に繋がります。
そこで、必ずこれだけは考えて選んだほうが良いというポイントをご紹介いたします。
それがこちら。
・リクライニングが出来る背もたれ付きの椅子を用意すること
・安価に済ませたい場合はローチェアタイプにすること
まず、持ち運びについてですが、釣りに使う椅子のように手軽に持っていけるものが便利です。いずれ野外に持ち出した時にも使えますし、キャンプや子供の運動会などの応援にも使えますよ。
リクライニングが出来るものが良い理由は、リクライニングを倒せば星が見やすく、リクライニングを起こせば星座盤やスマホが見やすいためです。ずっと寝ている椅子だと、調べものには不向きなため結局自分の力で腰を起こさなくてはならず腰を痛めてしまいます。
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※それぞれ腰が楽、持ち運びがしやすく手軽で安価なものを選びました。
リクライニングタイプは少し大きくなりますし、高価になりがちですので、もしも手軽にスタートするのなら、ローチェアタイプがおすすめです。
ローチェアの方が空を見上げやすく、腰を深く固定してくれますので腰痛の心配も減りますし、リラックスした状態で観測することが出来ます。
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灯りは暖色系がおすすめ
灯りはスマホのバックライトでもいいのですが、夜中の観測ともなるとまぶしすぎると近所迷惑にもなりますし、白色系の明かりは観測者の目がくらんでしまって星を見にくくなってしまいます。
そこで、白熱灯の明かりではなく、オレンジ色等暖色系をおすすめしています。
例えばアウトドアグッズ屋さんに販売している電球タイプのランタンや、電気屋さんに売っているベッドサイドに置くような電池式のライトがおすすめです。
小さくて持ち運べますし、キャンプや停電などの災害時にも使えますので置いておくと便利です。
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※USBでスマホを充電できますし、灯りも白熱灯や暖色系など3つから選ぶことが出来、TPOに合わせて使い分けられて割と安価です。
ちなみにこの灯りはセッティング時や星座盤を見るとき、手元が心もとない時などに使います。
スマホが必需品な理由
スマホが天体観測に必要不可欠な理由はこちら。
・万が一の時のライト代わりになる
・コンパスを用意しなくてもスマホに搭載されている(アプリをダウンロードできる)
また、星座の場所を確認するためにコンパスを使う場合もありますが、スマホの中にはコンパスが搭載されていますし、もしも入っていない場合でもコンパスや望遠鏡を設置するときの水平計もそろえる事が出来ます。
荷物や予算を減らすためにまずは簡易的にスマホのアプリでそろえ、スマホでまかなえない望遠鏡や設備に予算を割くようにしていく方が賢い方法だと言えます。
自宅観測で経験値をアップさせ屋外デビューを!
自宅で観測し、双眼鏡や望遠鏡の使い方、手順などを模索しつつ、もっと勉強をしたいと思った場合は屋外デビューに進んでみると良いでしょう。
そのためにはまず、買ったグッズを適切に使い、練習を重ね、山や海などで観測をしたときにあたふたしてしまわないことが重要です。
この記事を見て予算を組み立て、静かな大人の趣味と星のロマンに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。